「コミュニティを立ち上げたから、入ってよ」と誘われて参加したものの、結局、何をする場所なのか分からない。僕は、そんなコミュニティを何度も経験してきました。

普段仲のいい人と話すだけなら、SNSでも十分につながれます。わざわざここに集まる意味は何だろう。そう思ったコミュニティは、大概、消えていきました。

これから講座やスクールのコミュニティを作るなら、参加してもらう前に、メンバーと共有する目的を決めてください。「ここでは何をするのか」「何に向かって一緒に進むのか」が分かることが大切です。

集めてから目的を決めるのは、なかなか難しい

「せっかくなので集まってみました」と人を集めてから、運営者が「これを目指しましょう」と目的を決める。でも、参加した人がその目的を求めていなければ、「それを求めて入ったわけじゃないんだけど」となってしまうんです。

だから、目的を決めるのは、募集して人が入ってくる前です。すでに始めていて、何をする場所なのか曖昧なら、今からでも目的を設定し直す必要はあると思います。ただ、集まった人に後から目的を合わせてもらうのは、なかなかうまくいかない。その難しさは踏まえておきたいです。

僕が運営していた朝活は、参加時間を強制しない、かなりゆるい集まりでした。それでも、何をする場所かは、はっきりしていました。

朝活はゆるくても、「一緒に作業する」はぶれない

朝活「モーニングショット」で掲げていたのは、「Zoomをつなげて、朝活しようぜ」という目的です。朝5時からみんなで仕事や作業をする。参加する時刻は自由にしていました。

午前中に一緒に作業したい人が、都合のいい時間に集まればいい。「いつでもおいで」という、かなりゆるい運営です。

それでも、メンバーは朝活をするために入ってきます。僕が見ていた範囲では、その目的以外の発言はありませんでした。目的を求めて集まっているんだから、そうなるんです。

参加の仕方はゆるくても、何をする場所かは曖昧にしない。朝活では、その両方を大切にしていました。

スクールは、学び始めた先の目的まで共有する

僕のリストマーケティングスクール「ゼロリス」でも、メンバーと共有する目的を明確にしました。「ゼロからリストマーケティングの自動化まで、構築を頑張ろうぜ」という目的です。

まずはメルマガを始めて、リストマーケティングに取り組む。始めたあとは自動化を頑張る。さらに、自動化の仕組みを増やしていく。そんなふうに、その人が進めるところまで進んでいただけたら嬉しい、という考えで運営していました。

朝活なら、一緒に作業すること。ゼロリスなら、リストマーケティングを始めて、自動化の仕組みを構築していくこと。集まる人が何を求めているのかと、その場所で取り組むことがつながっています。


方向性を決める責任は、立ち上げた人が持つ

コミュニティの目的や方向性は、基本的に、立ち上げた人が決めてください。「みんなで仲良くしたいから、どんな場所にするかもメンバーに任せよう」と、丸投げしないことです。

メンバーの声には耳を傾けてください。コミュニティは運営者だけが頑張ってもうまくいかず、メンバーの協力が必要です。そのうえで、どこへ向かうかを示す責任は、リーダーが持つんです。

ただし、目的を決める責任があるからといって、「全員、僕の投稿には必ずコメントしてください」と、参加の仕方まで強制するのは違います。僕自身、ほかの人のコミュニティでは、知らない人の前で発言するのが苦手で、見るだけの参加者になることが多いです。それでも、投稿を読んで、すごく勉強になるなと思っています。

僕のコミュニティでも、普段は一言も発言しない方とお話しすると、「めちゃくちゃ勉強になっています。本当にありがとうございます」と言っていただいたことがあります。僕は、嫌われているのかと思っていたんですけど。笑 発言がないというだけで、共通の目的に関心がないとは決められません。

朝活は一緒に作業し、来る時間は自由。ゼロリスのスクールはメルマガ開始から自動化へ進み、進めるところまで進む。目的はリーダーが示し、発言は強制しない。

募集する前に、「ここで一緒にすること」を確かめる

これからコミュニティを作るなら、「この場所では、メンバーと何を目指すのか」を明確にしてから募集してみてください。すでに運営しているなら、今あるコミュニティの目的と、参加者が求めて入ってきたことが合っているかを考えてみてほしいです。

「入ったけど、結局、何をする場所なんだろう」と思われる状態を、まず避ける。朝活はゆるくても、一緒に作業するために集まる。スクールなら、学びを進める目的を共有する。参加者と同じ方向へ進むための目的を、最初に示しておくことが大切です。

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