こんにちは、WEBセールスプランナーの長嶺圭一郎です。
締切が1か月、2か月先の仕事は、つい後回しにしたくなります。僕も、今すぐやらなくていい仕事には、なかなか手が伸びません。
ただ、仕事をもらった時点で少し触っておくと、後がとても楽になることがあります。僕が意識しているのは、締切が先でも、最初に1%だけ手をつけてみることです。
何をどれくらいやる仕事なのか、足りないものはないか。まずは、そこを早めに確かめます。本格的な作業をいつ進めるかは、その後で考えられます。
作業が遅い僕が、仕事は速いと言われる理由
僕自身は、文章を書く速度がめちゃくちゃ遅いんです。誰よりも遅いと言ったら言い過ぎかもしれませんが、基本的にめちゃくちゃ遅い。ランディングページを作るのも遅いです。セールスコピーライターさんで「LPなんて1時間で作れるよ」と言う方がいますけど、作れるわけないじゃん、と思ってしまいます。
それなのに、周りに言わせると「圭一さんは早いよ」と言っていただけるんです。最初は、よいしょしてくれているのかなと思っていました。でも最近、腑に落ちたことがあります。仕事の速さの正体は、作業の速さではなく判断力です。僕が早いと思ってもらえているのは、結局、決断が早いからなんだと思います。
僕は、判断で迷うことがあまりありません。迷ったときも「いついつまで考える時間をもらってもいいですか」と、迷っていること自体を伝えます。何もノーリアクションのままスルーすることは、基本的にないです。仕事が遅い人は、作業が遅いというより「何をしよう」と停滞している時間が長いんだと思います。
受け取った仕事に少し触っておくのも、その一つです。遅くなりがちな仕事は、全体像をはっきりさせていないことが多い。どれくらいのボリュームなのか、どんな課題があるのか。そこをふわふわさせたまま保留にすると、いざ動いたときに「あれが足りない」「これの確認をしなくちゃ」が出てきて、また動けなくなります。
「1週間かかりそう」が、触ると2時間で終わることもある
仕事の全体像は、実際に触ってみないと分からないものです。僕の仕事でも、難しい案件だと思っていたのに、いざ始めてみると「意外と簡単じゃん」となることがあります。1週間くらいかかると思っていたことが、2時間ほどで終わる。嘘のようですけど、そういうことがあるんです。
もちろん、反対もあります。2時間くらいでできそうだと思っていたことが、触ってみたら厄介で、1週間かかりそうだと分かる場合です。
早くなる分には構いません。困るのは、1か月経ってから「すみません、これはこうだったんです」と言う場合です。遅くなる話は、もうできないですよね。今さらとなったら、根性で徹夜してやるしかない。そういう話になってしまいます。
だから、締切が遠いという理由だけで、中身まで見ないまま置いておかないようにしています。
1%だけ触ると、必要な確認が見える
僕は、この少しだけ手をつけることを「仕事を甘噛みする」と呼んでいます。どんな仕事なのか、どこに手間がかかるのかを、まず確かめる感覚です。
何を、いつ、どれくらいやればいいのかを分けてみる。足りないものや、仕事を依頼してくれた方へ聞きたいことが見つかったら、先にお願いしておきます。全体像と必要な確認が分かれば、本格的な作業を後日に回すこともできます。
もし依頼を受けてから1か月後に初めて「これが足りません」と伝えたら、相手は「あれ、この1か月、何も言ってこなかったの」と思いますよね。それだけで、仕事が遅いとも思われてしまいます。早めに一度触っておくのは、実際の作業ペースを速くするというより、傍から見たときの作業ペースが速く見えるということです。

セミナーの準備も、約20個の仕事に分かれている
何をやる仕事なのかを具体的にする例として、僕のセミナー準備があります。ペライチの公式セミナーをやると決めたら、そこにどんなタスクが発生するかは、もうExcelに全部大まかに書いてあります。
企画立案、Zoomの発行、LPヘッダー作成、LPキャッチ画像作成、参加者アンケート作成、事務局申請、ブログのセミナー情報に掲載、Facebookで告知、Xで告知、メルマガ告知、プレゼン作成、事後報告。表には、こうした仕事が20個くらい並んでいます。「セミナーの準備をする」という一言のタスクに、これだけの仕事が入っているんです。
このタスクが発生するよね、といちいち考えるのが面倒なんです。Excelの複数行をコピーしてGoogleのタスクに貼ると、その複数のタスクがそのまま貼り付けされます。これがめちゃくちゃ便利なんですよ。もちろん、ケースバイケースでセミナーごとに違うタスクは存在します。それでも、基本的なタスクは毎回思い出すところから始めずに済みます。
早く触ることと、完成形を決め切ることは違う
ただ、早めに準備を進めるときも、後から内容を変える余地は残しておきたいところです。商品を売るプロモーションで、事前に完璧に準備したものをきれいに流して「よし、成約が出たぜ」となることは、基本的にありえません。現場はドタバタしています。初日に打ち出して反応率が低いとなれば、2日目以降は切り口を変える。この切り口で反応が悪いのかと、急遽ランディングページの打ち出し方を変える。そういうことが起こります。
僕がお手伝いした中で、過去最大の売上・利益を出したプロモーションも、当初予定していた商品内容やアプローチと、最終的に打ち出した内容は大きく違いました。最初の反応があまり良くないと分かり、途中で判断を変えていったんです。
準備は、頑張れば頑張るほど「使わなきゃ損した気分」になるじゃないですか。だから、準備した上で、それは変わって当たり前だと思うくらいの感覚でいないといけない。とことんやっても、変わるものは変わりますから。
最初の1%で確かめたいのは、仕事の全体像と、今のうちに確認が必要なこと。まだ分からないことまで決め切る必要はありません。
締切が先なら、確認だけでも先に済ませる
今ある仕事の中に、締切が先だから置いたままのものはありませんか。一つ開いて、何をどれくらいやるのか、相手から受け取る必要があるものは何かを見てみてください。
僕自身もまだ不完全なので、すごく意識してやるようにしています。やっておくほど、後で楽になることが多いです。
本格的な作業は後日に回しても、締切直前になって初めて「これが足りない」と気づくのは避けたいところです。作業を後日に回すときも、必要な確認まで後回しにしない。それが、僕の考える最初の1%です。

