どうも、丸田です。
今回はマーケティングリサーチに役立つフレームワーク「3C分析」について解説していきます。
おそらく、

という人が多いと思います。
3C分析は大企業が使いそうなイメージですが、実は個人ビジネスでも大企業やインフルエンサーに負けずに生き残るために必須です。
というわけで、今回は3C分析の手順や具体的事例など詳しく解説していきます。
3C分析とは何か?その目的について
3C分析とは
- Customer(市場・顧客)
- Competitor(競合)
- Company(自社)
の3つの要素の頭文字を取って「3C分析」と呼びます。
つまり、3C分析とは「市場・顧客」と「競合」と「自社」の3要素を分析するフレームワークです。



と感じるかもしれません。
しかし、この「3C分析」が非常に大切です。
というのも、商品やサービスへのニーズが複雑になっているからです。
少し前までは良い商品さえ開発できれば売れていく時代でした。
しかし、競合やライバルが増えることで機能性や品質だけでは売れない時代になってきたのです。
8Kテレビなんて画質はめちゃくちゃいいのに、欲しいと思わないのがまさにその例ですよね。



ですから、競合が増えてきた現在において、たくさんの商品から自社を選んでもらうための3C分析が大切なのです。
3C分析の具体的な手順
3C分析の具体的手順について解説していきます。
Customer(市場・顧客)の分析
市場の分析は世の中の出来事によって、人の流れや自分のビジネスへの影響を考えることがポイントになります。
例えば、最近はYoutubeに大きく人が流入しています。
そうなると、今までブログだけをやっていた人もYoutubeの動画コンテンツを発信することで有利になると判断すれば、その戦略に舵を切れますよね。
そのように、世の中の大きな流れを把握することで打ち出すサービスの方向性も決まってきます。
ちなみに、個人ビジネスにおいて最もカンタンに市場調査が行えるのはアンケートです。
メルマガや公式LINE、ツイッターのアンケート機能を使うことで、顧客の需要を調べることが大切です。
何に需要があるのか?を調べてみるのも一つの手ですね。
Competitor(競合)の分析
競合を調べることで、自分の戦略やブランド、ポジションを構築することが大切です。
例えば、自分がフィットネスのサービスを始めるのであれば、
他のフィットネスの
- サービスの種類
- 顧客やターゲット層
- 広告を出しているならその宣伝費用
- ブランド力
- ビジネス戦略
- サービスの価格帯
- サービスのラインナップ
などを調べる必要があります。



例えば自分がYoutuberとするなら、Youtubeに羽生結弦選手は参入すれば、羽生選手と競合になりえます。
特にネットだと横入りで突如ライバルが出現するので注意しましょう。
Company(自社)の分析
需要が分かり、競合の理解すれば、おのずと打ち出すべき自分の強みが見えてきます。
逆に自分のウリと他者のウリが被ってしまうと、価格競争になってしまうので、ライバルと違うポイントを打ち出しましょう。
3C分析の事例をご紹介します
3C分析の事例を3つご紹介します。
- 3C分析を恋愛における場合~好きな人を巡る戦いに勝つのは誰!?~
- スタバと激戦を繰り広げるコメダ珈琲の優れた3C分析からの戦略
- 個人ビジネスの場合の3C分析
好きな人を巡る戦いに勝つのは誰!?恋愛における3C分析
おそらく、3C分析が一番イメージ湧くのが恋愛だと思うので(笑)、恋愛を事例にご紹介します。
あなたはさくらちゃんが好きだとしましょう。



さくらちゃんを見るだけで胸のドキドキが止まりません。
しかし、さくらちゃんを狙うイケメンのライバルもいます。



彼を見るだけで憎悪が止まりません。
ここで以下登場人物をまとめます。
さくらちゃん(市場・顧客) | 優しい人が好き。 |
イケメン(競合) | とにかくイケメン。 ルックスだけでも女子を虜にするのが強み。しかし、その一方複数人の女性と遊んでいるのではないか?と不安を与えてしまうのが弱点。 |
自分(自社) | とにかくフツメン ライバルほどカッコいいルックスではない。しかし、真面目なので誠実さを見せれば安心感を与えらえるのが強み。 |
3C分析はカンタンに言えばこのような関係となります。
恋愛において商品は自分、そして顧客は好きな人です。
途中でライバルという障壁が存在するので、いかにライバルと差別化しながら、顧客の求める価値を提供できるか?
これは恋愛もビジネスも同じと言えるでしょう。
いかがですか?
3C分析のイメージはできましたか?
では、具体的な事例へ入りますね。
スタバと激戦を繰り広げるコメダ珈琲の優れた3C分析からの戦略
カフェと言えば「スタバ」が有名ですが、実はコメダ珈琲もかなりスタバに負けじと戦っているのをご存知でしょうか?
スタバのオシャレ感とは対照的に、コメダ珈琲は庶民的な雰囲気で「気軽に入店できる」ことがウリで、メニューも「シロノワール」や「ミソカツパン」などいかにも、親しみのあるメニューですよね。
ちなみに、スタバのメニューは「ショートソイオールミルクアドリストレットショットノンシロップチョコレートソースアドホイップフルリーフチャイラテ」みたいな呪文のようなものもあるそうです。



では、コメダ珈琲の3C分析を見てみましょう。
Customer(市場・顧客) | 長い時間くつろぐ、あるいはおしゃべりを楽しみたい1~2人客が多い。 |
Competitor(競合) | スタバ、タリーズ、ドトールなどのコーヒー業界。 |
Company(自社) | スタバやタリーズと違い、店舗は一等地や駅前ではなく、郊外に出店している。
くつろぎを提供しているので、テイクアウトではなくイートイン。 長いできる、ふかふかのイスが特徴。 そして何よりメニューの一品の量が異常(笑) |
つまり、同じコーヒー業界と言えど、スターバックスや



個人ビジネスの場合の3C分析
では個人ビジネスでの3C分析も見てみましょう。
留学支援のサービスを立ち上げたいとします。
顧客の需要:留学して語学を学びたい。新しい体験をしたい。帰国後の就職が不安だ。
ライバルは留学エージェントです。
確かに留学するなら大手の留学エージェントを通すのが王道だと思いますよね。
しかし、大手の留学エージェントにも弱みがあります。
それは1年サポート50~70万の高額サービスなので、お金を貯めて留学に行きたい人にとっては、手痛い出費になります。
そこで、打ち出した強みは「留学エージェントを使わずにワーホリする」というものでした。
エージェントを通さない分、安く提供できます。
ただし個人となると信頼性は薄くなるので、ブログやYoutube、ツイッターなどの情報発信で信頼性は築く必要があります。
しかし、競合からズレた強みを打ち出せれば、自分の市場を独占できるのです。
3C分析 まとめ
3C分析の内容をまとめると以下の通りです。
- Customer(市場・顧客)
- Competitor(競合)
- Company(自社)
この3要素を分析することで、自分だけの売れるビジネスを構築できる。
これから新しいサービスやビジネスの立ち上げに、ぜひ活用してください^^