あなたはコピーライティングのBDFをご存知でしょうか?
コピーライティングBDFとは、
- Belief(信念)
- Desire(欲求)
- Future(未来)
の要素を表しています。

このBDF、あまり知られていませんが実はかなり重要です。
僕がランディングページやセールスレターを書くときは、必ずBDFをチェックします。
ということで、今回はコピーライティングにおいて知っておきたいBDFの考え方について解説していきます。
Belief(信念)を覆す
人は誰しも信念や信じているものがあります。
ですが、言い換えれば「思い込み」でもあるわけです。
この思い込みを覆すことで、読者はあなたの言葉に興味を持つようになります。
分かりやすい事例とすれば、ダイエット。
一時期「飲むダイエット」が流行りましたよね。
なぜ流行るかといえば、
- ダイエット=苦しい
- ダイエット=激しい運動
- ダイエット=食事制限
が常識と考えられていました。
だからこそ、その常識を覆す「飲むだけダイエット」にかなりの反響が生まれたわけです。
他にも、月収100万円稼ぐためには、、、
- ブログも動画もSNSもやらなきゃ…
- 最低でもあと1年は頑張らなきゃ!
と思っている人に、



(=つまりはインスタだけで半年で月収100万円超え)
みたいな投稿は強烈に刺さるわけです。
コピーライティングで一番読者を惹きつけるためには、読者の信じているものや思い込みを覆すコピーが大事なのですね。
この要素があることで、一気に読者はあなたのコピーに釘付けになります。
Desire(欲求)を刺激する
欲求を刺激することで、「あなたの商品が欲しい」と感じてもらうことが大事です。
特に大事なのは、「必要」ではなく「欲しい」という感情を満たすコピーです。
なぜなら、人は感情で生きているからです。
逆に、必要性を訴求しても売れるコピーにはならないのですね。
ちなみに、「必要」と「欲しい」の違いの判別方法は以下の通りです。
- 必要=なくてはならない
- 欲しい=なくてもいいけど、あるとより良い
僕らは欲しいと思ってトイレットペーパーは買いませんよね。
だけど、トイレットペーパーは必要なものです(しかも、なるべく安くしようとする)。
一方で、 コーラは人生には不要です。
ですが、たまに欲しいなと買いに行きます(ついでにポテチも付いてくるw)。
就活生がこれから面接に行くにはスーツは「必要」ですよね。
ですが、スーツを「A◯KIではなくアルマーニがいい!」というのは「欲しい」なのです。
あなたの商品を欲しい!と思ってもらうためには、「必要」ではなく「欲しい」の感情を訴求しましょう。
「必要」と「欲しい」の違いに自信がない人へ
ここでちょっとしたクイズです。
「あなたのビジネスにはSNSの活用が必須です」
さて、このコピーは「必要」、「欲しい」、どちらに向けたコピーだと思いますか?
わかりましたか?
答えは「必要」です。
なぜなら、必須=必ず要る、だからです。
さらに、「あなたのビジネスにはSNSの活用が必須です」を言い換えれば、「あなたのビジネスには、他のことはともかくとして、SNSだけは外してはいけない」とも言えますよね。
この表現は「必要」を訴求しているので、実はコピーとしてはイマイチなのです。
ではクイズをもう一つ。
「あなたのビジネスにSNSを取り入れると、毎日煩わしいブログ更新や頑張って顔出ししてYoutube配信をする必要がなくなりますよ」
このコピーは、「必要」、「欲しい」、どちらだと思いますか?
わかりましたか?
答えは「欲しい」です。
なぜなら、SNSを取り入れることで「めんどくさい」という感情が解決されるという意味なので、この場合は「欲しい」を訴求したコピーになります。
「必要」と「欲しい」の違いをぜひ理解しましょう。
Future(未来)をイメージさせる
あなたの商品を購入するため、サイフを開き、クレジットカードの番号を確認し、お申し込み完了してもらうためには、「未来(Future)」をイメージしてもらうことが大事です。
どれだけBelief(信念)が覆され、欲求(Desire)が刺激されても、果たしてその商品で自分がどうなれるのか?がイメージできなければ購入しないですからね。
人は常に商品を求めているのではありません。
その商品によって得られる未来を求めているのです。
例えば、本屋で「Excelの使い方」の本を探している人は、本が欲しいわけではないのです。
- Excelのスキルを身につけて、会社からの評価を高めたい!
- 昇級して、給料を増やし、ディナーの回数を増やしたい!
- これから子供の学費がかかってくるので、スキルを身につけて収入を増やしたい!
このような未来へのイメージを抱いて行動しているのですね。
つまり、本を読む人も、服を買う人も、ジュースを買う人もみんな、何かしら未来への期待があるわけです。
インスタを6ヶ月頑張れば、月収100万円稼げるようになれば、行きつけの飲食店のグレードを1ランク上げることができるし、欲しいものも買えるようになります。
みたいに、未来をイメージさせることが大事です。
商品の素晴らしさやスペックではなく、その商品が提供する未来を打ち出すことが大事なのです。
コピーライティングBDFのまとめ
今回はコピーライティングBDFについて解説しました。
コピーライティングに
- Belief(信念)
- Desire(欲求)
- Future(未来)
この3つの要素を加えるだけでも反応率はかなり変わります。
ぜひ試してみてください。