セールスライターの丸田です。
この記事では、スワイプファイルを有効な活用方法について解説していきます。
スワイプファイルとは、過去うまくいったLPやセールスレターの事例を集めたファイル集なのですが、これが超重要。
あなたが作ったLPやセールスレターの成約率は、いかにスワイプファイルを活用できるかで決まります。
優れた芸術家はあらゆる作品を見ているように、優れたコピーを書くためにはいろんなコピーを知る必要があるのです。
それゆえスワイプファイルは、コピーライティングのノウハウやテクニックよりも重要です。
では、具体的にどのようにスワイプファイルを活用すれば良いのか。
セールスライターとして6年ほど活動している、僕がやっているスワイプファイル活用術をご紹介します。
スワイプファイル3つのルール
スワイプファイルは、ただLPやセールスレターの事例をマネすれば良いわけではありません。
3つのルールがあります。
- 文章ではなく、構成をマネする
- うまくいった事例をマネする
- 複数のスワイプを混ぜない
1.文章ではなく、構成をマネする
スワイプファイルはそのままマネして売れるコピーを作るために使います。
ですが、そのコピーの「文章だけ」を書き換えるのは、ただのマネになってしまい意味がありません。
大切なのは、文章ではなく「構成をマネする」ことです。
そこでポイントになるのは、文章の意図を考えることです。
例えば、




などなど、文章の意図を考えていくことが、構成を見抜くポイントになります。
2.うまくいった事例をマネする
スワイプするコピーはなんでも良いわけではありません。
当然うまく行った事例をマネすることが大事です。
じゃあ、どうやってうまくいっているコピーを見抜くか。
そのコピーが基本に忠実かどうかを見るのがベストです。
世にはたくさんのLPやレターが存在しますが、正直コテコテだけど基本に忠実に作られたLPやセールスレターの方が売れます。
オシャレなLP、奇抜なレターでも売れてないというケースは腐るほどありますからね。



なので、上手くいっているセールスレターほど、基本や王道のテンプレートに沿って作られたコピーを参考にするのがベストです。
ちなみにセールスレターの王道は「PASONAの法則」です。
PASONAの法則の補足記事はこちら。
心理学を用いたセールス「PASONAの法則」をテンプレート付きで解説!
3.複数のスワイプファイルを混ぜない
いろんなコピーの良いところを集めてレターを作りたいという気持ちはわかりますが、いろんなコピーを混ぜて使うのはNGです。
1コピーにつき1スワイプが鉄則です。
なぜなら、1つのセールスレターの構成は全てが必要のパーツだからです。
ですので、混ぜてしまうと本来必要だったパーツが不足してしまったり、逆に自分のコピーのコンセプトとは違うコピーを使ってしまいチグハグになる可能性もあるのです。
そうなると、本来成果が出るものも、結果が出なくなってしまいます。
だからこそ、複数のスワイプを混ぜず、1つのスワイプの構成に沿って活用しましょう。
混ぜるなキケンです。
スワイプファイルの見つけ方
スワイプファイルの見つけ方について解説していきます。
スワイプの見つけ方は主に3種類の方法があります。
- 長期的に広告に掲載されているコピーを調べる
- スワイプやLP集が閲覧できるWebサイトを調べる
- 人に聞く
1つずつ解説していきます。
1.長期的に広告が掲載されているコピーを調べる
Facebookやインスタグラム、グーグルなどで長期的に掲載されている広告コピーはぜひチェックしましょう。
なぜなら、うまくいっている可能性が極めて高いからです。
広告は収益を回収できるからこそ、長期的に運用されます。
なので、長期間に渡って運用されている広告コピーはうまくいっているコピーと判断できます。



長い期間掲載されているかどうかの判断するツールとして、「フェイスブック広告ライブラリ」がオススメです。
このサイトを使うことで、フェイスブックとインスタグラムに出向されている広告に限りですが、広告内容と掲載期間を調べることができます。
2.スワイプやLP集が閲覧できるWebサイトから調べる
スワイプや優れたコピーを集めたWebサイトはたくさんあるので、ぜひそれらWebサイトからもチェックしましょう。
一番オススメなのは、「LP ARCHIVE」というサイトです。
海外のサイトならこちらがオススメです。(全部、英語ですがスワイプ集が大量にあるのでオススメ)
3.人に聞く
シンプルですが、一番オススメなのは人に聞くことです。
一番売れているサービスは何かを教えてもらって、そのLPを見せてもらえば、スワイプファイルが出来上がります。
まぁ、ある種これが一番難しい方法ではありますが、売れてるコピーを見抜く確実な方法ではあります。
例えば、オンラインサロンなどに加入して、良い事例をシェアしてもらうのは一つ手だと思います。
もちろん、それらの情報を外部に漏らすのはNGですが、自分のビジネスに応用させるのはOKではないでしょうか。
まとめ
今回は、スワイプファイルの活用方法について解説しました。
スワイプファイルの3つのルール
- 文章ではなく、構成をマネする
- うまくいった事例をマネする
- 複数のスワイプを混ぜない
スワイプファイルの3つの見つけ方
- 長期的に広告が掲載されているコピーを調べる
- スワイプやLP集が閲覧できるWebサイトから調べる
- 人に聞く
スワイプファイルは、LP・セールスレター制作においてかなり重要なので、ぜひ参考にしてみてください。
PS.優れたコピーは模倣から生まれる
6年ぐらい、いろんなLPやセールスレターを書いていて思うのが、売れるコピーにオリジナルは不要だということです。
王道かつコテコテのセールスコピーテンプレートは「時代遅れなんじゃないか?」と感じることもあるのですが、なんだかんだで効果抜群です。
まぁ、セールスコピーの基本は100年前からほぼ変わらないというのは事実ですからね。
うまくいったコピーをマネするのがベストです。
昔の僕は、「コピーはオリジナルが良い!マネはなんか嫌だ!」みたいな変なプライドがありました。
でも、オリジナルで書いてもまぁ売れないこと…苦笑
結局、売れてるコピーや「これいいな」思う構成をマネすることで、売れるようになりました。
コピーライティングは芸術ではなく、売上のためのスキルです。
ぜひスワイプファイルを使って、サクッとコピーを書いてドカンと売りましょう。
PPS.時間をかけすぎると、本来得られる利益を取りこぼすハメに…
僕の失敗談になりますが、コピー制作に時間をかけすぎて本来得られる利益を取りこぼした経験があります。
昔の僕はセールスレター完成までに1週間ぐらいかかってしまっていました。
しかし、納期に追い詰められた僕はレターを8時間ぐらいでなんとか書き上げたんですね。
その結果、10万円ぐらい売上が出ました。
結局、今まで1週間ぐらい時間をかけていたのにで、本気になれば7時間ぐらいで10万円ぐらいは売上作れるんだと思った瞬間でした。
つまり仮に1日7時間労働だとすると、シンプルに日給10万円という計算になります。
1週間で1枚レターが書けるよりも、1週間で7枚レターが書ける方が良いわけですから、1枚のレターから平均売上10万とすると、単純計算で240万円ほど損していた話になります。
まぁこれはあくまで単純計算ではありますが。
コピーを完成してリリースしなければ売れません。
ということはコピーが完成するまでの時間が長ければ長いほど、その分、利益を取りこぼしているというわけです。
だからこそ、まずはスワイプファイルを作ること。
時間をかけすぎて、本来の利益を失う。
そんな僕と同じような失敗はぜひ避けていただけたらと思います。