ある朝、机の周りの付箋を数えたら25枚ありました。モニターの周りや横のコルクボードに、今日やること、忘れたくないことが貼ってある。僕の机は、お世辞にもすっきりしているとは言えません。
「机に貼ってある付箋には何が書いてあるんですか?」と聞かれたことがあります。答えは、自分がまだ当たり前にできていない行動や、ふと思いついた発信のネタです。やると決めたことでも、僕は結構ないがしろにしてしまうんですよ。
発信や集客の仕事を進めたいなら、思い出したいことを目に入る場所に置く。そして、すぐには処理できない仕事は予定表へ移す。僕は、付箋と予定表をそう使い分けています。習慣になるまでの自分を、目の前のメモで助けるんです。
予定表を開かない瞬間にも、思い出せるようにする
予定表に書いてあっても、別の仕事で忙しいときや、「ああ、疲れた」と休みたくなった瞬間には、わざわざ開かないですよね。僕も予定はGoogleカレンダーで管理していますが、日々意識したい行動は、それとは別に付箋で貼っています。
たとえば僕の目の前には、「ピッパの法則」という言葉があります。気づいたらパッと動くための言葉です。やる気がないときにどう動くかも書いてあります。とりあえず立つ、スタンディングデスクを起動する。やる気のないときほど、その行動自体を思い出せないからです。
あとで見返すメモなら、iPadやデジタルのファイルでもいい。でも、その場で思い出したいことなら、画面を開き、ファイルを探す手間を挟まないほうがいいんです。僕にとって、パッと目にしたいものはアナログが最強です。
発信のネタも、今日意識したい目標も貼っておく
発信のネタが思いついたときも、僕はすぐ付箋に書いています。机の前に「発信は自分の鏡」と書いた付箋があったこともあります。一瞬「何のことだろう」と思っても、メモが残っていると、「ああ、こういうことを言いたかったんだな」と思い出せるんですよね。
「まずはギャップ値を知る」と書いた付箋もありました。実際の自分と理想の自分の差を知らないと、改善もできない。そういう話をしたくて、ネタとして残していたものです。次のセミナーで話したいことも、こうして目の前に置いています。
発信のネタと一緒に、売上や集客の目標数字も貼っています。営業マン時代に、目標は毎日確認するよう言われていたんです。月末に進捗を見ても、その月はもう終わっています。今日、その目標のために何をするのかを考えるために、見えるところへ置くんですね。
会社員時代の先輩には、目標を天井に貼っている人がいました。疲れて伸びをし、上を見上げたときに目に入るようにしていたんです。僕も前の事務所では真似して天井に貼っていました。今の事務所は天井が高いので、横のコルクボードを使っています。置き場所は、自分の目に入るかどうかで考えればいいと思います。
目の前に出てきた仕事を、いつ処理するか決める
付箋に書いた仕事を実際に進めるために、僕はタスクが発生したとき、処理する時期の目安も目の前で確認できるようにしています。
「1分以内に終わるタスクなら今すぐ」「30分以内に終わるタスクなら今日中に」といった目安です。大きなプロジェクトは別ですが、ぽっと出てきた仕事の大半は、2日以内の予定へ入れるようにしています。
この動きに合わせて、コンサルティングの予約の取り方も決めていました。ペライチの予約フォームを使い、基本的には2日以内に面談が入らないようにしていたんです。入ってきたタスクを、短期間で消化するためです。
僕の予定は、1週間先はすかすかでも、3日以内になると結構かつかつになっています。目の前に出てきた仕事を、近い日に入れていくからです。付箋の使い方だけでなく、面談の予約が入る時期も、その仕事の進め方に合わせているわけです。
たまった付箋は、夜か朝一番に予定表へ移す
付箋を使うときには、「整理の時間を決めていますか。実行しないままたまっていきそうです」という質問もいただきました。僕が整理するのは、基本的に夜寝る前か、朝一番です。

意識したい行動を書き、ずっと貼っておく付箋もあります。一方で、仕事を書いた付箋がたまってきたら、1日か2日で処理できないものは予定表へ移します。予定を書いてから付箋を捨てるか、もうやらなくていいと決める。3日、4日前の仕事を、付箋のままずっと目の前に残す使い方はしていません。
付箋に書く文字は、遠くから見ても読める大きさにしてください。僕は細いボールペンが好きですが、付箋にはマジックを使うようにしています。パッと目に入る場所に貼っても、何が書いてあるか読めなければ、付箋のよさが生きないんですよね。付箋とペンがあれば、思い出したいことを書いて目に入る場所へ貼れます。僕はITが得意でこの仕事をしているわけでもなく、基本はアナログなんですよ。
やると決めた発信や、今日意識したい集客の目標を、目に入る場所へ書いて貼ってみてください。仕事が残るなら、夜か朝一番に予定を決める。僕の机の25枚も、朝に書き出したものが、その日の仕事とともに減っていく付箋です。
最終的なゴールは、習慣化だと思っています。習慣になれば、むしろ動かないことのほうが気持ち悪くなってくる。その手前では、覚えているつもりの自分をあまり当てにせず、思い出せる場所と、実際に仕事をする予定を用意しておく。僕の机が付箋だらけなのは、そうやって自分を動かすためなんです。

