仕事を速くしようとすると雑になり、丁寧に作ろうとすると時間がかかる。そんな板挟みになることがあります。
僕自身、もともとは質のためにスピードを犠牲にしやすいタイプです。
だからこそ、繰り返す仕事ではテンプレートを使い、毎回ゼロから考えない形を作ってきました。
仕事の質を決めるのは、同業者ではなくお客様
仕事を速くした結果、お客様に「やっつけ仕事だ」と感じられたら意味がありません。信頼を失い、機会損失につながるからです。
一方で、同業者にしか分からない細部へ時間を使い続けても、お客様の満足につながらないなら、そのこだわりは見直せます。
僕が判断の中心に置いているのは、お客様が満足しているかどうかです。速さを求めるときも、削ってよいのはお客様の価値を下げない部分まで。お客様に雑さが伝わる部分は削りません。
同じサムネイルが「いつもの発信」の目印になった
毎朝の配信で使っていたサムネイルは、ずっと同じ型でした。文字と写真を入れ替えるだけで、デザインを毎回ゼロから考えてはいません。
それでも、同じ型だからこそ、見た人に「いつもの発信だ」と気づいてもらえる利点がありました。繰り返しが手抜きに見えるのではなく、発信を見分ける目印として働いたのです。
アーカイブ編集は、枠へ素材を当てはめる形にした
配信後のアーカイブ動画も、画像と音声を決まった枠へ当てはめるテンプレートを作っていました。編集自体は3分ほどです。iPadの動画編集アプリLumaFusionを使い、書き出しからYouTubeへのアップロードまでをiPadに任せていたので、その間はパソコンで別の仕事を進められました。
掲載ページも、ほぼコピーして必要箇所を入れ替えれば作れる形でした。配信、アーカイブ、告知まで同じ流れで回せるようにしたことで、毎日の発信を続けやすくなりました。
セミナー資料は、作り直さずに改善した
セミナーで以前と近い内容を話すときも、過去のスライドを組み合わせて使っていました。全く違うテーマなら新しく作りますが、同じ内容を話すのに、毎回一からプレゼン資料を作り直すことはしません。
ペライチ公式のメルマガマーケティングセミナーでは、土台となる資料を残したうえで、話す順番を変え、導入を工夫し、より丁寧に説明するパートを作りました。参加者から高い評価をいただき、そのセミナーを受けた方から、次に開催する有料セミナーへの申し込みも多くありました。この反応から、満足していただけたのかなと思っています。
毎回ゼロから作っていたら、資料を完成させるだけで頭がいっぱいになります。前回の形が残っていれば、「前回より分かりやすくするには何を変えるか」を考えられます。テンプレートがあるから、改善へ使う余白が生まれたのです。
LPやプロフィールも、必要な部分だけ変える
ランディングページは以前のページを使い、プロフィールも土台となる文章を持っていました。セミナーや相手に合わせて細部は変えますが、基本の型は同じです。
使い回していることに対して、クレームを受けたことはありません。何度もセミナーへ来てくださる方は、小さな変更に気づいて喜んでくださることもありました。初めて見る方は、そもそも前回の型を知りません。
毎回違うものを見せることが目的になると、同業者へオリジナリティを示す仕事になりやすくなります。誰に向けて作っているのかを見失わないことが必要です。
テンプレートを続けてよいかは、反応で決める
テンプレートを使い続けるときも、お客様の反応を確かめます。品質が下がったと受け取られたら、改善が必要です。反応をもらえていない仕事を、習慣だからとそのまま続けても意味がありません。一方で、喜ばれているなら、使い回しへの罪悪感だけを理由に型を捨てる必要はないと僕は考えています。

文章制作で最初の一行から止まりやすい場合は、記事が書けない人はライティングスピードをとにかく高めるべし!も参考になります。
毎回ゼロから作らず、改善へ頭を使う
まず、今ある繰り返しの仕事から一つ選び、前回の型をそのまま開きます。サムネイル、LP、プロフィール、セミナー資料など、次回も同じ役割で使うものです。全部を作り直す前に、必要な部分を改善してください。提供後は、お客様の反応を確かめます。
テンプレートは、お客様に届く部分を良くするための時間を残します。

