どうも、セールスコピーライターの丸田です。
先日こういったご相談をいただきました。

なるほど。
確かに今の状況では、飲食店をはじめとするお店の売上を伸ばすのは厳しいですよね。
そんな横浜の中華料理屋さんに僕が実施したアドバイスの詳細をご紹介します。
【結論】オンラインセミナー→バックエンドのビジネスモデルをフル活用すべし!









おそらく他の飲食店がオンラインセミナーをできないと思っているはずです。
だからこそ、差別化の大チャンスです。



でも、オンラインセミナーで具体的にどうやって売上が伸ばせるのですか?



そしてセミナー参加者には、HPで販売している「冷凍餃子」をバックエンドとして売る流れです。



早速やってみます!
今は結果報告待ちではありますが、このような内容で横浜の中華料理屋さんへアドバイスを実施しました。
なぜオンラインセミナーを活用するビジネス戦略を提案をしたのか?
では、なぜ僕が中華料理屋さんへこのアドバイスを実施したのか?
その理由を解説していきます。
細かなやりとりは省略しておりますが、話をお伺いする中で、重要な点がいくつか浮かび上がってきました。
- 中華料理屋の中で、美味しいと評判なのが餃子であること
- 餃子を焼くのがけっこう難しいこと
- 店長さんが餃子を作るのが嫌いではないこと
中華料理の中で、特に美味しいと評判なのが「餃子」であること






そう店長さんにお話しいただけました。
なぜ僕がこのような質問をしたのかと言うと、強みを見つけるためです。
店長さん曰く、「中華料理なら一通りできる」ということでした。
ですが、中華料理屋は他にたくさんあるので、「中華料理が得意です」だと競合と差別化できず、埋もれると考えました。
そのため、今回の中華料理屋さんの強みを「餃子」とし、「餃子」を全面に打ち出す方向性が決まりました。
餃子は多くの人から愛される食べ物です。
それが美味しいとなると、強力なコンテンツとなりますよね。
そういった側面からも、「餃子」を打ち出せば収益アップが狙えると仮説を立てました。



餃子を焼くのがけっこう難しいこと
その中華料理屋さんから、冷凍の餃子をいただき、家で焼いてみたのですが、まぁ焦げる焦げるw
餃子を焼くときの火加減や油の調整はけっこう難しいんですよね汗
ですので、僕は「餃子の上手な焼き方」をYoutubeを見てたのですが、その時閃きました。



と。
僕は餃子の焼き方がわからなくて動画を見ている。
ということは、他にも同様に困っている人がいるはずだと思ったんですよね。
それにYoutubeで「餃子 焼き方」と検索すると、たくさん動画が出てくるので、需要はある!と確信しました。
とはいえ、
じゃあその横浜の中華料理屋さんがこれから、Youtubeで「餃子の焼き方」の動画を投稿するのか?
悪くはないけど、収益化までに時間がかかりすぎるよな。
少なく見積もっても1年はかかりそうだ。
Youtube動画の場合は、あくまで情報が話し手からの一方向でしかない。
でも、セミナーなら餃子の焼き方を説明しながら、一人一人の状況に合わせて、個別具体的にアドバイスできる!
それならより喜ばれるんじゃないか?
「餃子の焼き方セミナー」で決まり!
そうして、焦げない餃子の焼き方セミナーのアイデアが浮かびました。
店長さんが餃子を作るのが嫌いではないこと
最も大事なことは、本人がやっていて苦痛でないこと。
そうじゃないと続かないですからね。
店長さんは、餃子を作ることは苦ではないということだったので、餃子の焼き方セミナーから始めるという提案に至りました。
より売上を伸ばすバックエンド戦略
とはいえ、セミナーだけで収益を上げようと思うとかなり大変です。
そこで考えるべきは「バックエンド戦略」です。
バックエンド戦略とは、商品を購入してくれたお客様へ、別の商品を販売することで売上を伸ばすマーケティング手法です。
このバックエンド戦略を活用すれば、セミナーに参加していただいた方には、追加で商品を購入してもらえて、売上アップが狙えます。
今回は「餃子の焼き方セミナー」を実施し、バックエンドに「家庭用の冷凍餃子」の販売をアドバイスしました。
【補足】バックエンドの注意点
補足になりますが、今回のバックエンド商品には注意点があります。
それはセミナー内容とバックエンド商品の内容が被らないようにする、ということです。
今回の提案は、「餃子の焼き方セミナー」→「冷凍餃子」の流れですが、
もしこれが、
「餃子の焼き方セミナー」→「美味しい餃子が焼けるようになる3ヶ月個別レッスン」だったらどうでしょうか?
個別レッスンに需要があるかどうかは別として、そもそもフロントで「焼き方」を教えて、バックエンドでも「焼き方」を教えるのはイマイチですよね。



「100%売れない!」とは思いませんが、売りづらいです。
セミナーで焼き方を学んだ人は、「なるほど!今日の晩御飯で実践してみよう!」と自分自身でなんとかしようと思っている状態です。
その状態のお客様に、有料レッスンをセールスしても



と言われ、売れない可能性が高いですからね。
そうではなく「餃子の焼き方セミナー」でバックエンドするべきは、
- 餃子のタレ
- 冷凍餃子
- 餃子を美味しく焼ける特製フライパン
など、「焼き方」とは被らない商品であるべきなのです。



原理はこれと同じです。
ただ餃子のタレや調理道具だと利益が薄いと感じたので、より大きく利益を狙うならと思い、バックエンドに「冷凍餃子」を提案しました。



【さらに補足】中長期で有効的な中華料理屋への経営アドバイス
まだ報告待ちなので、以下のアドバイスは実施していませんが、もし今後のビジネス戦略として有効だと思うのは、以下の4つです。
- 冷凍餃子が毎月届く、月額制システム
- 公式LINEへ登録してもらって、クーポンの配布やキャンペーンの実施。あるいは商品販売
- 【中級】中華料理のオンラインレッスン
- 【上級】飲食店へのオンラインを活用したマーケティングコンサルティング
1.冷凍餃子が毎月届く、月額制システム
冷凍餃子が毎月届く、月額制システムを導入すると飲食店の売上も安定に向かうのではないかと思います。
最近は、月額で毎月料理や材料が届けられるシステムがあるので、餃子も月額制を取り入れればうまくいきそうだと感じます。
2.公式LINEへ登録してもらって、クーポンの配布やキャンペーンの実施。あるいは商品販売
公式LINEへの登録は必須です。
公式LINEへ登録してもらうことで、お店のお得情報や、新メニューの追加、または冷凍餃子などの商品販売をすることができます。
ただ、普通に「登録してください」だけだと、登録率が悪い可能性があるので、「登録してくれれば次回注文時には、500円引き」などの特典をつけると良いでしょう。
店舗は基本的に、お客様の来店を待つビジネスモデルとなりますが、コロナ禍だとその客足が途絶えてしまいます。
だからこそ、公式LINEを活用して、店舗からお客様へアプローチするのは必須ですね。
3.【中期戦略】中華料理の作り方を教える個別オンラインレッスン
一般の人向けに、餃子、あるいは餃子以外の中華料理全般が作れるようになる、「中華料理専門の個別オンラインレッスン」を導入することで、より売上を伸ばせると考えます。
なぜなら、個別レッスン(マンツーマンや、ワークショップ形式)ならば、単価を大きくできるからです。
ちなみに、ライザップが高単価の料理レッスンをやっているので、需要はあると思われます。
ただし、個別レッスンは少し中期戦略になります。
というのも、お店の人員のリソースを大幅に割くことになるからです。
普段から忙しい飲食店が、さらに個別レッスンで忙しくなると回らなくなってしまいますからね汗
そういった意味でも、個別レッスンは高利益は望めますが、始めるなら時間に少し余裕が持てるようなった状態の方がオススメです。
4.【長期戦略】飲食店へのオンラインを活用したマーケティングコンサルティング
こちらはかなり需要大ですね。
「餃子セミナー」→「冷凍餃子」→「オンラインレッスン」や「レッスン教材」の流れによって売上を伸ばせたなら、そのやり方をパッケージ化したコンサルティングサービスを高単価で他の飲食店に販売できます。
そうすれば、売上を一気に伸ばすことができます。
ただし、こちらも労力がかかる可能性が高いので、スタッフを雇ったりして時間にゆとりを持たせたうえでの戦略となりそうです。
まとめ
今回は、横浜の中華料理屋さんへのアドバイス内容を公開しました。
まとめると以下の通りです。
中華料理屋さんの評判の良い「餃子」を切り口にした、「餃子の焼き方セミナー」を提案。
バックエンドに「冷凍餃子」。
フロントと、バックエンドの内容が被らないように注意。
と言うところでしょうか。
これらの戦略は、飲食店以外のビジネスにも応用できるので、ぜひ参考にしてみてください。