この記事ではコピーライティングの「写経」について解説していきます。
ちなみに、コピーライティングに「写経(しゃきょう)」とは、すでに実績ある人の文章をマネして自分のスキルを上げていく方法です。
一般的には「写経」とは、お経や般若心経を書き写す行為だと認識されていますが、その写経とは違うので注意してください。
コピーライターとして活動しておりますが、個人的には写経はコピーライティングスキルを大幅に向上させられる手法だと感じています。
そこで今回は、コピーライティングの写経のやり方やポイント、注意点について解説していきますね。
写経のやり方
写経には決まったやり方はありません。
パソコンに書くか、紙に書くかは自分のやり方でしっくりくる方法でやれば良いと思います。
ちなみに、僕は基本パソコンにタイピングしています。
何度か紙に手で書き出す方法もやっていましたが、手が疲れるので挫折しました笑

ブログやメルマガ、セールスレターなどを見て「これはいい!」と感じたコピーをドンドンストックしながら写経すると良いでしょう。
また、いろんな人のコピーを手広く写経するよりは1人に人に絞って写経する方がより効果的です。



写経でチェックするべき4つのポイント【単語、接続詞、句読点の位置、論理展開】
とはいえ、写経の目的は「書き写す」ことではありません。
大切なのは、書き写しながら「なぜこのような文章を書いているのか?」を自分なりに考察していくことです。



写経はあくまでスキル向上の手段だと認識しましょう。
そこで写経でチェックするべきポイントは以下の4つです。
- 単語
- 接続詞
- 句読点の位置
- 論理展開
1.単語
「なぜこの一文には、この単語が使われているのか?」
これを考えると表現力が身に付きます。
面白い文章や感動する文章は単語の使い方が秀逸なので、ぜひ単語もチェックしてみてください。



単語は少しずつ増やしていけばOKです
2.接続詞
文章の読みやすさを決める要因の一つに「接続詞」があります。
無意識にやってしまいがちなのが、同じ接続詞の多用。
しかし、同じ接続詞を複数回使うと、文章が稚拙に見えてしまうのです。
例えば、「なぜならば~」はよく文章中で使われる接続詞ですが、複数あると違和感がありますよね。
なので、「なぜならば~」を「というのも~」や「理由は~」など、いろんなバリエーションで使えると文章が単調にならずに済みます。
読みやすい文章には、うまく接続詞が使われているので、写経時はチェックしてみてください。
3.句読点の位置
読みやすい文章は「、」「。」の位置にも注意が払われています。
特に「、」は使う場所によって、文章の意味が変わることもあります。
例えば以下の例。
①彼は、ずぶ濡れになりながら震える彼女を助けた
②彼はずぶ濡れになりながら、震える彼女を助けた
①と②は「、」の位置によって意味が異なっていますよね。
①はずぶ濡れになっているのは彼女です。
一方②はずぶ濡れになっているのは彼です。
ですので、どこに「、」を置くかは非常に大切です。
普段何気なく使っている「、」や「。」も、うまい書き手はかなり工夫しています。
ぜひ写経の時は細かくチェックして、自分の文章に活かしましょう!
4.論理展開
文章がどのように展開されているのかも非常に大事です。
「コピーライティング」について解説されている記事に例えるなら、






など、文章の流れをしっかりチェックすることが重要です。
特に文章構成が苦手な人は、こういった論理展開を意識して写経するのがオススメです。
写経する際の注意事項
写経の注意点が1つだけあります。
それはコピーライティングに関する知識をある程度知っておくことです。
写経はあくまでライティング力を向上させる手段に過ぎません。
「書き手がどのような意図を持ってその文章を書いたのか?」を読み解いて、自分のライティングに取り入れることが写経の本質です。
ですから、写経時にはある程度の知識やテクニックを知っておく必要があるのです。
とはいえ、コピーライティングの知識をかなり網羅する必要はありません。
コピーライティングに関する本を1冊読んでおけば十分です。
【まとめ】コピーライティングスキルを伸ばしたいなら積極的に写経しよう!
今回の記事のまとめは以下の通りです。
写経はライティングスキルを伸ばせる効率的な方法である。
やり方は紙、PCどちらでもOK。
対象は1人の文章に絞るとより効果的。
写経のチェックポイントは主に4つ
- 単語
- 接続詞
- 句読点の位置
- 論理展開
ただし、写経前は最低1冊はコピーライティングの書籍を読んで知識を身に付けておくこと
写経はコピーライティングスキルを伸ばす非常に効率的な方法です。
良い文章を書くには、「良い文章とは何か?」を知る必要があります。
そのためには、いろんな文章に触れてみて、自分の頭で分析することが大切なのです。
コピーライティングのスキルを伸ばしたいなら、積極的にいろんな人の文章をマネしていきましょう。



どんどんライティング力を伸ばしていきましょう!
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丸田

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